何度目の失言か? 女性蔑視発言の静岡・川勝知事またも“撤回”と“謝罪” 「舌足らず」「支離滅裂」「日本語になっていない」?

女性蔑視ともとれる発言が新たに問題視されている静岡・川勝平太知事。きょうの定例会見で、自らの発言について「不適切そのもので撤回し、おわびする」と謝罪しました。

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何度目の失言か? 女性蔑視発言の静岡・川勝知事またも“撤回”と“謝罪” 「舌足らず」「支離滅裂」「日本語になっていない」?

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 午後2時から開かれた川勝知事の定例会見。知事は、新たに浮上した自らの不適切発言で、また謝罪することに…。

川勝平太知事:「知事選挙における私の発言について、報道されていて、世間を騒がせて誠に申し訳ないと思っているが、私もそれらを確認して、誠にもって舌足らずというか、支離滅裂といいますか、日本語になってないということで、恥じているところである。一言でいえば、不適切そのものということでございますので、それを撤回し、おわびを申し上げたいというふうに思う。(頭を2秒ほど下げる)」

 川勝知事が謝罪したのは、6月の知事選の際、富士市での集会で、市民らを前に語った、”女性蔑視”とも取れるこの発言です。

川勝知事:「静岡文化芸術大学です。8割ぐらい女の子なんです。11倍の倍率を通ってくるんですから、みんなきれいです。めちゃくちゃ顔のきれいな子は賢いことを言わないと、きれいに見えない。ところが全部きれいに見える」

 静岡文化芸術大学の学長時代のエピソードを語る際に、女子学生の容姿と学力を結びつけるような発言をしていました。さらに・・・。

川勝知事:「工事現場の監督は、変なおっさんでなく、かわいい女の子が気に入ったんでしょう。工事現場にうら若き女の子が来たなんて、おそらく道路建設史上初めてじゃないですか。ね、それで一緒に写真撮ることになって。それで「また来ます」なんて言ったら「また来てください」って、翌日から仕事がはかどって(会場で笑い)。それでですね、平成24年4月14日に1年半前倒しでできたんですよ。なぜか、そういう相乗効果」

 知事発言について、識者は「知事はジェンダーに対する意識が低いのではないか」と指摘しています。

Q、この発言は性別に対する差別や、学歴に対する差別、または工事現場で働く人々への侮辱まで含まれる発言。この点については、知事はどういう意図で言ったのか?

川勝知事:「そうした差別につながりかねないということになった、このはっきり意味はとれないような発言に対して、恥ずかしい発言をしていたなということで、これは大脱線といいますか、誠に不適切ですので、これはもう撤回して聞いたり、あるいはご覧になった方に対しまして、お詫びを申し上げるということであります。はい」

 川勝知事は御殿場市を巡る「コシヒカリ発言」で、先週、県政史上初の辞職勧告決議が可決されたばかりです。

Q、今回新たな発言が問題となった。そうした中でも辞任はしないという考えに変わりはない?

川勝知事会見:「はい、変わりありません。今オミクロン株が世界に急速に広まりを見せている中で、静岡県民の方たちも不安の中にいらっしゃるというふうに思う。この時期に選挙をするというのは公益にもとるという考えを持っている。」