有識者会議と異なる記録が議事録に リニア工事の水問題 静岡県が国交省を批判
リニア中央新幹線工事の水問題を議論する国の有識者会議で、座長の発言と異なる内容が議事録に記録されているとして、静岡県は国交省を強く批判しました。
川勝知事:「事務局の意図が入っているかのごとき座長コメントになっている。こうしたことが分かり愕然とした」
県によりますと、2021年2月に開かれた第9回の有識者会議の議事録には、座長の発言として「有識者会議として議論の結果を反映して、中間的なとりまとめを出す時期であると思う」などと記されていますが、実際にはそうした発言はなかったということです。
県は有識者会議の全面公開を求めていますが「議事録は発言を分かりやすくまとめるものだが、趣旨を変えないという範囲を超えており、議論が尽くされたような印象を与えている。透明性が確保されていない」と国交省を強く批判しています。