静岡県知事選で当選の川勝氏がコロナ、リニア、オリパラなどで4期目の抱負 敗れた岩井氏は「すべて私の実力不足」
任期満了に伴う静岡県知事選挙は20日、投開票され、現職の川勝平太氏が4回目の当選を果たしました。
現職の川勝平太氏と新人の岩井茂樹氏の一騎打ちとなった今回の知事選は、新型コロナ対策やリニア中央新幹線のトンネル工事をめぐる水問題などについて論戦が交わされました。
川勝平太氏
「皆様のおかげをもちまして、静岡県知事の要職、4期目のご奉仕をする光栄によくすることに相成りました。ふじのくにの市民の声が、天に届いたかなという思い。いまコロナの真っ最中ですが、コロナに対してしっかり、11月までにすべての希望する人たちが円滑に接種できるように、陣頭指揮を執り、そして水の問題は地球全体の問題であり、そのシンボリックな問題が南アルプスの水を守れるかどうか、自然環境を守れるかどうか、これを託されていると思う。これについても、しっかり解決する道筋をつける。そしてまた、間もなく迫っているオリパラの聖火リレー、静岡県における自転車4種競技のうち3種目が無事滞りなく多くの方に感動を与えられますように、この陣頭指揮も務めまして、新しいポスト東京時代、静岡時代、七色に輝く静岡の時代を、富国有徳のふじのくにをつくるという人たちとともに作っていきたい。今の危機を克服して、本当に新しい時代、日本の夜明けを富士山に恥ずかしくないように作っていくと、本当に皆様の力で私は今ここに立っているという思い、本当にありがとうございました」
岩井茂樹氏
「皆様の思いにこたえられなかったのは、すべて私の実力不足だと思っています。申し訳ございません。今でも、それぞれれの場所で多くの皆様にご支援いただいた、その姿、声、熱気、忘れることはできません。皆様のその思いに応えられなかったこと、ただただ私自身お詫びするしかありません。改めて深くお詫び申し上げます」