「即辞めていただきたい」…森喜朗会長は発言撤回も、街では怒りの声 島田市長「本音では謝っていない気がした」 静岡県
東京オリンピック・パラリンピック組織委員会のトップ・森喜朗会長。きのう、「女性が多い会議は時間がかかる」などという自らの発言を謝罪し、撤回しました。
自転車競技が開催される静岡県。去年8月、森会長は去年8月、伊豆ベロドロームで代表選手の激励会に出席していました。
森喜朗会長(去年8月):「とにかくパラ・オリ一体でやろうということで。まだまだ心では一体で区別・格差はないと言いながら、選手自体がそういう意識を持っているのか、選手よりも選手を管理する団体のエゴなのか…」
オリンピックとパラリンピック、その一体化が重要だとあいさつ。「女性がいると会議が長い」と発言した森会長の話はこの日、13分間続きました。
島田市の染谷市長「本音では謝っていない気がした」
静岡県内では、各国の事前キャンプも予定されています。大会トップによる女性蔑視ともとれる発言に、卓球のシンガポール代表が事前キャンプを行う、島田市の染谷市長は…。
島田市 染谷絹代市長:「発言撤回の記者会見を私も拝見したが、本音では謝っていないような気がした。私の印象は、話が長くなるのは、男も女も同じですね。個人によるものであって、ああいう思い込みというものはいかがなものかなと感じた。辞職するかどうかは、本人が決めることだと思うが、日本社会の受け止め方がどうなんだということを昔、首相を務めた方ですから、しっかりと認識したら、結果は自ずと分かるのではないかという気がする」
街の声は…
北川彩アナウンサー:(静岡・葵区 正午ごろ):「森会長の女性を蔑視するような発言が問題となる中で、県内でも多くの方が怒りを感じています」
静岡市 60代女性:「女性蔑視も甚だしい。即辞めていただきたい、もっと若い人を登用してほしい」
Q.(きのうの会見で)謝罪の言葉もあったがそれが本当に女性には響いている?
静岡市 60代女性:「いや全然いない、皆さんの反感を買っていると思う」
静岡市 20代女性:「情けないなって。あのような発言をして世界に報道されたら、もうどうしようもない。私自身、今年就活があるので、女性は下に見られてると思うと、活躍したくてもできないという方が多いのではないかと思う」
富士市 10代女性:「すごく開き直ってる感が強くて、見てても本当に謝罪会見なのかと思ったし、絶対に反省してないなというのがすごく伝わった。今の時代にもあっていない人なので、ただただ嫌だった」