リニア中央新幹線 静岡・川勝知事とJR東海の金子社長が2年ぶりに会談 「直接コミュニケーション」の意図は川勝知事に伝わったのか…
2人の会談は冒頭のみ公開
根方ゆき乃記者「JR東海の金子社長が知事室前に到着しました。これから2年ぶりのトップ会談が行われます」
川勝知事
「(知事)暑い中、ようこそ起こしいただきまして」
JR東海金子慎社長
「どうもよろしくお願いします。ありがとうございます」
川勝知事
「どうぞ、こちらのほうに」
午後2時半、県庁の知事室を訪れたJR東海の金子慎社長。
川勝知事
「どうぞおかけください」
JR東海金子慎社長
「どうもありがとうございます。よろしくお願いします」
川勝知事
「何年ぶり…」
JR東海金子慎社長
「前お目にかかってから2年ちょっとですね。(前回は)2020年の6月でございました」
川勝知事
「あっという間ですね」
県の職員
「すいません撮影やめてください。申し訳ないです」
2年ぶりとなる、川勝知事と金子社長のトップ会談。
JR東海が会談求めた理由。直接コミュニケーションを取るため…
今回の会談はJRからの申し入れを知事が受け入れて実現しました。JRが会談を求めた理由。
それはリニア問題をめぐる最近の川勝知事の発言を”憂慮”したからだといいます。JRが”憂慮”している発言というのが…。
川勝知事(先月23日)
「とにかくできるところからやっていくこと以外に建設を促進する方法はないだろうと(相模原市の)橋本あたりから甲府に行き交うことが一種の暫定開業として唯一可能な場所であると私は今のところ思っている」
川勝知事が主張するリニア新幹線の神奈川-山梨間の部分開業です。
今回の会談について、JRは一連の知事の発言について、「直接コミュニケーションを取るため」と説明しました。
会談後、JR東海金子社長は…
JR東海 金子慎社長
「(Q2年ぶりの知事との会談だが今の感想は?)知事と直接コミュニケーションをとっていろんな話をさせていただいて良かった 知事は7月に建設期成同盟会に入った そういうことなのでぜひリニアの建設促進に向かって 活動されるということでお願いしたいということも含めて 面会をお願いして実現した 知事がいろんな場所で部分開業について話をしているので 私の方から部分開業という中間駅と中間駅を結んで 開業することは考えていない 東京から名古屋から 名古屋から大阪というロットで東海道新幹線のバイパスを造ってこそ 意義があるので私たちの考えはそういうことだと言った それからもうひとつはこれも期成同盟会で名古屋まで早く開業したいと そうなったときは大阪まで建設を始めてということになっているが その際にやっぱり今 静岡工区が着工出来ていないことが この先の名古屋開業の目途が立っていないことになっているわけで 私たちもこういう水の問題 それから南アルプスの環境保全の問題 いろいろやらなくてはいけないことは重々承知しているが それを前提にそれを一生懸命やるので ぜひ知事からも静岡工区の着手について ご理解ご協力をお願いしたいと申し上げた」
一方の川勝知事は…
川勝知事
「部分開業についてだが 社長の説明では用地取得は半分くらいできていて できたところからやっていけば何とか2027年に間に合わせられる 間に合わせたいと希望を言われたが 私はその資料を見せて11年かかるのを用地買収なしに どのくらいできるのかちょっと懸念を持った リニアの促進と彼はリニアの営業はまず難しいところをやって 名古屋まで完成してから初めて意味がある それを繰り返していて 私はできるところからやった方がいいと 私どもはやるべき環境影響評価これを国と協力してやっている こういうふうに言っているわけで 私としては一番っ可能性の高い 甲府と橋本の関係について また今度実験線にも乗せてもらって あそこで乗り降りがもうひとつできれば 少なくとも乗りたい人は出てくるのではないですかと言ったら 笑っていました 時速500キロの体験をしたい人が出てくるのではと言ったら 笑っていました」