「JR東海は説明不足」静岡県のリニア新幹線専門部会で

29日リニア中央新幹線工事の生物への影響を議論する静岡県の専門部会があり、JR東海が自然環境へのリスクを説明しましたが、「説明不足」との意見が相次ぎました。 

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「JR東海は説明不足」静岡県のリニア新幹線専門部会で

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会議では、JR東海がトンネル工事で大井川の水量が減ることなどで「南アルプスの動植物の生息エリアが減少または消失する可能性がある」と説明しました。
これに対し難波副知事は、この説明では不十分で、南アルプスの生物にどのような影響があるのか、より具体的に整理する必要があると指摘しました。
委員からも「生物への影響を考える上では不十分」という意見が出ました。

● 難波喬司副知事
「リスクに関する基本的な考え方が十分練れていないので、まだまだかなという感じがしています」

県は会議での議論をまとめ、JR東海に意見書として提出する予定です。