リニア 国の有識者会議 国交省が中間報告案を提示 静岡・難波副知事は「大変戸惑っている…」
リニア中央新幹線工事による大井川の水問題を議論する国の有識者会議が4月17日開かれ、中間報告案が示されました。
第1回からおよそ1年となった17日の会議では、引き続きトンネル工事による大井川の水資源への影響の回避、低減に向けた取り組みついて議論されました。
会議後、福岡捷二座長は「JR東海に対し、突発湧水等の不確実性やリスクを念頭に置いた上で静岡県や利水者に丁寧に説明するよう指示した」などとするコメントを出しました。
また事務局の国交省からは、水資源への影響は小さいなどとする中間報告案が示されました。これについて難波副知事は「驚いた内容になっている」と批判しました。
難波喬司副知事:「県が言ったことに対して国交省はしっかり受け止めたという言い方していましたが、まったく受け止められていない。中間報告の取り扱いについては、私としては大変戸惑っているのが実態」
次回は中間報告案についての議論が中心になる予定です。