「卸売・小売業」は採用増、「製造業」「サービス業」は採用減 企業の採用活動徐々に回復も業種によって大きな差 静岡県
新型コロナの感染拡大で企業の採用活動は依然として厳しい状況が続くものの、徐々に改善傾向がみられることがわかりました。
就職支援財団が静岡県内の企業を対象に行ったアンケート調査によりますと、採用活動に新型コロナの影響があると答えた企業が8割に上りましたが、3社に2社は採用人数を変えないとしています。
業種別にみると、「卸売・小売業」は採用人数が増えると回答した企業が多い一方、「製造業」と「サービス業」では減ると回答した割合が多くなっています。
採用活動について前の年と比べて、「厳しくなった」と感じている企業は14ポイントほど減少し、2016年の調査開始以来、初めて5割を下回りました。
就職支援財団は、新型コロナの影響で、業界によって採用意欲に大きな差が出ていて、この傾向は今後もしばらく続くと見てます。