JR東海社長、静岡県知事選に言及せず リニア工事には「住民の不安解消が一番大事」
JR東海の金子慎社長は名古屋市で定例会見を開きました。静岡県の知事選挙については言及せず、県民の懸念解消に努めると改めて強調しました。
名古屋市で18日にあったJR東海の定例会見。リニア中央新幹線の工事をめぐっては、静岡県の川勝平太知事がJR東海の対応を強く批判しています。来月の知事選について質問された金子社長は。
JR東海 金子慎社長:「知事選に関わることについて、発言は控えたいと思います。知事がどなたになっても、私たちはリニア推進にあたって、工事の安全、環境の保全、地域との連携を大切にすることはしっかり進めていきたいと思っています」
また、トンネル工事による湧水の県外流出について、県との対立が続いていますが、金子社長は従来通りの説明を強調しました。
JR東海 金子慎社長:「水の問題で一番大切な問題は、大井川の中下流のみなさんの水利用についての不安を解消するということが、一番大事なこと」
リニア新幹線工事をめぐっては、先週、市民団体がおよそ2万筆の署名を県に提出。県はJR東海に対し、この事を伝えています。