副知事に森貴志氏起用へ 静岡県議会では総額98億円の補正予算案 物価高騰や新型コロナの対策費盛り込む

静岡県の川勝平太知事は難波喬司理事の退任後、空席となっていた副知事に元県政策企画部長の森貴志氏を起用する方針を固めたことが、関係者への取材で分かりました。

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副知事に森貴志氏起用へ 静岡県議会では総額98億円の補正予算案 物価高騰や新型コロナの対策費盛り込む

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 新たに副知事に起用される見通しとなった森貴志氏は現在65歳。元県職員で知事公室長や政策企画部長を歴任し、2017年に退職しました。副知事をめぐっては5月、難波喬司理事が退任した後、空席となっていて後任人事が注目されていました。関係者によりますと川勝知事は、14日開会した県議会6月定例会に追加の人事案を提出する見通しだということです。

 一方午前始まった県議会では、原油価格高騰や新型コロナ対策として総額98億円あまりの補正予算案が提出されました。6月補正予算案は一般会計で98億5350万円で、原油価格や物価高騰対策として農家などに対する燃油の購入費用の助成に43億6300万円。8月から予定している認証を受けた飲食店を対象とした25%のプレミアム付き電子食事券の発行に27億円が計上されています。また新型コロナ対策として、自宅療養者に対する健康観察の強化などに17億5100万円が盛り込まれています。

 一方3月末に退任した東郷和彦 前対外関係補佐官の再任用関連費350万円については、本人が辞退したとして取り下げられています。県議会6月定例会は7月1日まで18日間行われます。