静岡県で最も『人口が流入』しているのは港町・焼津 そのワケは…3つの取り組みが奏功
静岡県は人口の流出全国ワースト8位です。総務省によりますと、去年、静岡県から県外などに転出した人は、転入してきた人を4658人上回る「転出超過」であることが分かりました。
県内35の市と町のうち、23の市と町で「転出超過」となっていて、転入者の数が、転出者を上回ったのは焼津市、袋井市、島田市など12の市と町で、最も増えたのが、焼津市です。
担当者は…。
静岡県焼津市行政経営部 石原隆弘部長:「我々の方で様々な取り組みをしておりますけれども、それが評価されたと感じております。一生懸命我々がやってきたことが、しっかり伝わっているということで、非常にうれしく思っている」
焼津市の「さまざまな取り組み」の一つが、防災です。
東日本大震災以降、港町・焼津は、津波への警戒感からか、人口流出が続いていました。そのため、市では防潮堤や津波避難タワーを整備。市役所の建て替えも行い、災害に強い街をアピールしてきました。
そして、もう一つが「子育て支援」です。
焼津市役所行政経営部 石原隆弘部長:「子どもたちが落ち着いて勉強できるような環境を順次整備をしている」
学校の耐震化を始め、医療面でも18歳までの子どもの医療費を無料に。保育料も、第2子は半額、第3子は無償にしました。
焼津市民:「(焼津市は)子育て支援もそうだし、こういう施設も大きい公園もたくさんあるので、子どもを育てていく上では結構良い街だと思う」
焼津市民:「公園やスーパーが多いので、遠くに行かなくてもいろいろなことが済むので生活しやすい」
【映像は解説付き】