病院側「市提案の土地は狭すぎる」 桜ヶ丘病院移転問題振り出しに 静岡市
再び、計画は振り出しに戻りました。建て替えが急務となっている静岡市の桜ヶ丘病院の問題で、病院側が市の提案を断っていたことがわかりました。
老朽化が進む桜ヶ丘病院をめぐっては当初、清水庁舎移転後の跡地に建設が計画されていました。
しかし、市は新型コロナの影響などで、庁舎移転を凍結したため病院を運営するJCHOに清水庁舎の3つの駐車場への移転を提案しました。
JCHOによりますと、15日、市が示した駐車場の案では面積が狭く、移転を断念すると市に連絡しました。必要な病床数の確保が難しいことや津波の浸水を防ぐために入り口を2階にする構造にすると、救急車が通るスロープが必要で、建物の面積が一層狭くなることを挙げています。そして、市に新たな移転候補地を検討してほしいと伝えました。
それに対して、市は引き続き駐車場案を前提に、JCHOと協議を進めていくとしています。