【静岡4区】自民・前 深沢陽一氏 故・望月氏後継を強調「岸田丸を出航させたい」
「盟友」と言われた望月氏の墓前に総理就任を報告した岸田総理。
その後ろにぴったりと寄り添っていたのが、自民党岸田派の深沢陽一氏です。
岸田総理:「目指してきた大きな目標を成就したことについて報告をさせていただいた」
深沢氏は、望月氏の死去に伴う去年4月の補選で、望月氏の「後継者」として初当選しました。
おととい、JR清水駅前であげた第一声も、深沢氏は望月氏の話から始めました。
自民・前職 深沢陽一氏(45):「(望月氏は)環境大臣をやっていたから、環境問題には非常に関心が高かった。この清水港から変わっていく。物流、観光の港、それがこれからはクリーンエネルギーの港、さらにこの清水港は活気づく。その方向性で私も望月義夫先生から引き継ぎながら、頑張っていきたいと思う。わたしもこの2期目の選挙、必死の覚悟で岸田政権を支える」
自民党の甘利幹事長が、選挙戦初日の第一声の場所として選んだのは、生前、仲が良かったという望月氏の地元でした。
自民党 甘利幹事長:「彼(望月氏)は、いつもいつかは岸田政権(と言っていた)。彼の思いを生存中、達成できず逝ってしまった。そしてその遺志を継いで深沢陽一氏が1年半前、立派に当選した。2期目の挑戦は、今度はフルスペックの任期になる。ここでしっかり彼の意を受けて、岸田政権を支えていっていただきたいと思う」
深沢氏の陣営では、圧勝した去年の補選は「望月氏の弔い選挙」という側面が強く、今回の選挙が深沢氏にとっての「試金石」になると話します。
自民・前職 深沢陽一氏(45):「岸田文雄に新しい時代を、政権を担わせてくださいという解散です。そしてみんなで勝ち上がって『岸田丸』を出航させたい思いで、今回総選挙に臨んでおります」
21日午後、深沢氏は生まれ育った清水区で集会を開いていました。深沢氏はこの清水区で市議会議員と県議会議員も務めました。
自民・前職 深沢陽一氏(45):「望月先生の遺したもの、その一番大きいのは岸田総理が誕生したということだと思う。せっかく、これから岸田総理が新しい日本、強い経済を作ろうというメッセージを所信で述べたので、私としては人口減少。これをいかに止めるのか、また人口減少の中でいかに企業誘致とか強い経済をつくるのか、ここをしっかりとやっていきたいという思いです」
静岡4区に立候補しているのは、自民党の前職・深沢陽一氏、国民民主党の新人・田中健氏、維新の会の新人・中村憲一氏の3人です。