18歳女性と飲酒疑惑の吉川議員のブログ弁明も…地元の自民議員「手帳を見て悲しくなった。この日は…」「一刻も早く辞職を」 静岡
地元の批判の声はやみません。
吉川赳衆院議員(ブログより)
「ひとえに我が身の不徳の致すところであり、心からお詫び申し上げます」
18歳の女性と飲酒したなどと報道され、6月10日、自民党を離党した吉川赳衆院議員。そうした中、7月15日に吉川氏が突如自らのブログを更新。およそ5200文字に及ぶ長文で釈明・反論しました。
吉川赳衆院議員(ブログより)
「女性から『大学一年生』や『18歳』という発言はありましたが、『そういう設定で働いているのだな』と理解し、飲酒を制止もせずにいたわけです」
吉川議員によると、18歳とされる女性は東京・神田のクラブの従業員だそうです。5月25日に初めて店を訪問した後、「同伴」を求められ、2日後に汐留の焼き肉店へ行ったといいます。
その際、年齢を確認したといいますが…。
吉川赳衆院議員(ブログより)
「女性から『大学一年生』『18歳です』という旨の発言がありましたが、酒席で働く女性が身元を知られたくない等の理由から、私としては、真に受けることもせず、『なるほど、大学一年生という設定なのね』と受けとめ、軽い乗りで会話を合わせていたというのが実情でありました」
女性の「大学一年生」「18歳」との発言を、「設定」として受け止めたという吉川氏。
吉川赳衆院議員:「記事を見てから対応します」
Q.国民に説明する気持ちはあるということでいいですか?
A.「まあ内容によっては、はい」
6月9日を最後に公の場に姿を見せず、報道から1カ月以上経ちましたが、依然として表立った説明の機会は設けられていません。
地元の市民は
吉川氏の釈明について、地元からは―
富士市民 70代男性:「ずっと逃げてさ、何を言ってんだと思ってね。(女性の年齢を)分かんないはずないじゃんね」
富士宮市民 60代女性:「ブログの中で参院選が終わるまでみたいなこと言っていたけど、そうじゃないよね。やっぱり、まずは(公の場で)言うのが政治家として当たり前なことで、ちょっと無責任だね。だからどんなことがあろうとも、雲隠れしないで言ってもらいたかった」
富士市民 80代女性:「(ブログの内容は)言い訳でしかないと思う。(女性の年齢が)分からないことないと思う。でもそういうこと自体がおかしいことなので。18歳であろうと何であろうと、後で知らなかったって言われても、そこに持っていくまでの責任ですよね。ちゃんとした役割を持っていながらそこが許せないです」
吉川氏は食事後に、女性とホテルで過ごし、4万円を支払ったとされる、いわゆる「パパ活疑惑」については、出勤できなかった飲食店の給与を補填するためのものと否定し、こう説明しています。
吉川赳衆院議員(ブログより)
「『お店にでるといくらもらえるの』と確認したところ、『2万円くらい』とおっしゃいました。そこで、多めに3万円とみて、さらに帰りのタクシー代として1万円を加算して、4万円をその場でお渡ししました」
さらに吉川氏は週刊誌の取材方法に問題があるとして、週刊誌に対し損害賠償を求め、提訴する方針を明らかにしています。
これに対し、週刊ポストは「本誌紙面でお答えする予定」としています。
自民党静岡県連の良知幹事長は
1カ月間以上、公の場で説明することなく、ようやくブログで釈明した吉川氏。議員辞職を求めていた自民党静岡県連の良知幹事長は―
自民党静岡県連 良知淳行幹事長:「自分の手帳を見て悲しくなっちゃったのは、この日(吉川氏がクラブに行った日)に自民党の大井川支部の総決起大会をやったんですよ、若林さんの。27日(吉川氏が女性と焼肉屋に行った日)は、(比例候補の)総決起大会を行いましょうということで。その同じ時間にどこにいたかというのは、そういう所にいたんですよね。本来だったら…、一緒になってここにいてもらいたかったよね。地元の方への足でなく、そちら(女性)の方が大切だったから、そういう行動になったんでしょうけども」
Q.未だに県連に対して全く連絡はない?
A.「ないですよ」
地元・自民党富士市富士支部の稲葉幹事長は
また、長年にわたって吉川氏を支えてきた地元・自民党富士市富士支部の稲葉幹事長が18日、取材に応じました。
自民党富士市富士支部 稲葉寿利幹事長:「弁明になってないでしょ。やっぱり本人が出てきて、みんなの前でまず頭を下げて、それからじゃないかと思うんですよね。許されないよね。いまだに雲隠れしているという状況ですからね。我々応援した身としては何とも、いかんともしがたい。悔しい思いもあるし、本当に残念です」
自民党富士市富士支部は、すでに吉川氏の辞職勧告を県連に要請しています。
自民党富士市富士支部 稲葉寿利幹事長:「18歳だろうと20歳以上だろうと、そういう問題じゃないですよ。パパ活じゃないなんて言っているけども、あれは明らかに代議士としてすべき行動じゃない」
Q.いまだに連絡が来ていない?
A.「来てないです。だから余計に腹が立つ。あれで済まそうとしている彼の政治家としての資質がね。一刻も早く辞職をして、世間の皆さんに真実を伝えていただいて、その後ですよね。週刊誌と女性と争う、それは勝手ですからね。そうしていただきたいですね」