「今週の静岡 一気に分かるニュース」静岡県内では何が起きた?【とびっきり!しずおか土曜版 /1月21日】

林輝彦アナウンサー:
「関係者によりますと母親は牧之原市のこちらの病院に搬送されたということです。その後、死亡が確認されました」

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「今週の静岡 一気に分かるニュース」静岡県内ではなにが起きた?【とびっきり!しずおか土曜版 /1月21日】

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中学生が母親を包丁で殺害

 今週月曜の深夜、牧之原市の住宅で、40代の母親が13歳の娘に首など、複数箇所を刺され、死亡したとみられる事件が発生。

 警察は、当時家の中にいた娘が、母親を刺したことを認めたため、娘を保護し、児童相談所へ通告しています。

 住宅からは血の付いた包丁が見つかっていますが、娘が事前に購入した形跡はなく、もともと家にあった物が使われたとみられます。

 事件のきっかけになったのでしょうか。

 関係者によると、娘は、次のような趣旨の話をしているということです。

「事件の前にスマホをめぐるトラブルがあった」

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ゴン中山が熱血指導

火曜、サッカー界の「レジェンド」が、熱血指導を開始です。

 J3、アスルクラロ沼津の新監督に就任した、中山雅史さんが、初めてチームの練習に参加しました。

「メリハリメリハリ!」

 現役時代、日本代表のストライカーとしても活躍した中山さんは、去年までジュビロ磐田でコーチを務めていましたが、今シーズンから、かつて選手としても在籍したJ3沼津の新監督に就任。

 中山さんがJリーグクラブの指揮をとるのは初めてです。

 この日は、およそ1時間半の練習中、声を張りながら指示を送り続け、「中山イズム」を注入していました。

伊東輝悦選手:
「(ゴン中山監督のもとで選手としてプレーするって想像できました?)できない、今シーズン楽しみだということだけ」

菅井拓也選手:
「ゴンさんの人間性だったり人としての魅力は選手、監督関係ない監督としてのゴンさんがまだ初日で分からないが、ゴンさんが結果を出せるように頑張ってきたい」

 監督就任会見でも「中山節」が、さく裂しました。

アスルクラロ沼津・中山雅史新監督:
「全身全霊を込めて勝利に向かっていきたいと思いますし、またこの静岡県東部の地域のシンボルとなれるように熱い戦いをグラウンドの上で展開していければ。自信だけでなく過信にならず慢心を持つこともなく指導、指揮していければと思っています」

Q:今シーズン服部年宏(J3福島)監督や松原良香(J3岩手)監督と戦うことになるが 意識することは?
「負けたくないですね、その一言に尽きると思います当然僕がピッチに立つわけではないので、選手たちがどう反応していろんなトレーニングに対しての成果を、そ
こで見せられるかが重要。やはり、知った人間が相手の指揮官だと考えると、絶対勝ちにいきたい」

Q:ベンチに入るときの服装はスーツ?トレーニングウエア?
「ユニフォームです(笑)」

Q:出られるように?
「どうしようか考えていますけどね」

画像: ゴン中山が熱血指導

おめでとう!全国制覇!

全国制覇の喜びを、市民とともに分かち合いました。

 水曜、全日本高校女子サッカーで2年ぶり6度目の優勝を果たした藤枝順心高校サッカー部の優勝報告会が行われました。

 報告会では、北村正平藤枝市長が「新春から大変な勇気と感動をもらいました」と語り、優勝を祝福。

 集まった市民も、選手たちの健闘を称えました。

三宅怜主将:
「2年ぶりにこの優勝旗を藤枝に持ち帰ってくることができ、やっと藤枝の皆さんの前で日本一を報告出来ることをとてもうれしく思います。ピッチに立っている選手だけではなく、スタンドにいる選手、そして保護者の方々、学校関係者の方々、そしてこの藤枝の街の皆さん、全ての方たちの力のおかげで勝つことができたと思います」

画像: おめでとう!全国制覇!

また、違法盛り土…

県内最大規模の違法な「盛り土」、警察が捜査を始めました。

伊地健治アナウンサー:
「静岡市の中心部から車で1時間ほど、国道362号を山間部のほうに上がってきました。あちらには雄大な景色が広がっている。ただここには、およそ2ヘクタールにも及ぶ違法な盛り土がされていることが分かった」

 問題となっている盛り土は、静岡市葵区の山間部、杉尾地区にあります。

 県によると、盛り土を造成したのは、静岡市内の事業者で、盛り土の範囲は、推定でおよそ1.9ヘクタール。

 事業者による造成は、2018年ごろ、始まったとみられています。

 近くの休憩所の管理人は、土を運び入れる様子を見ていました。

休憩所の管理人:
「週に3~4日くらいは結構大きなダンプカーが通っていた。1日に3・4回は通っていた」

 違法な盛り土は、ここ以外にも…。

 杉尾地区に隣接する日向地区。
 
 ここに造成された違法な盛り土の面積は、およそ6ヘクタールで、杉尾地区の3倍以上です。

 2つの地区の盛り土は、県が確認している県内の違法な盛り土の中で最も規模が大きいということです。

 なぜ、違法な盛り土造成は続けられたのでしょうか。

画像: また、違法盛り土…

「夢のつり橋」開通

およそ4か月ぶりに開通です。

 去年9月の台風15号の影響で、およそ4か月の間、通行止めとなっていた川根本町、寸又峡の「夢のつり橋」。

 仮の復旧工事が終わり、今週月曜から、再び通行ができるようになりました。

愛知県から60代:
「去年から渡りたかったけど台風で通行止めになって。すごくきれいで前から来たかったのでうれしかった」

翠紅苑 大村昭彦 副支配人:
「これで寸又峡の観光の目玉復活ということで、地元一同大変期待している。台風の影響で宿泊客が半分ぐらいに減ってしまった。そこから10%、20%戻ってきている実感はある」

画像: 「夢のつり橋」開通

依然残る台風被害

一方、海では不安が続いています。

栗田麻理アナウンサー:
「静岡市にある用宗漁港です。こちらでは今シラス漁が行われているんですが、漁港の隅にはこのように大きな塊となった流木が置かれています」

清水漁業協同組合 用宗支所 増田新 支所長:
「漁に出て網に流木が入る。そういったことはほぼ毎日、漁に出ればどこかの船が流木を持ってくる状態が続いている」

 台風15号の大雨で、海に流れ出た大量の流木やがれきが、シラス漁に影響をおよぼしているのです。

栗田麻理アナウンサー:
「これから特に流木が多いという、安倍川の河口付近に向かいます」

 用宗漁港から安倍川の河口まではおよそ2キロ。

 本来、この付近はシラスのえさになるプランクトンが豊富で、漁師たちにとって、絶好の漁場です。

漁師:
「来るよ。見ていて」

Q.かなり大きな流木ですね
「これじゃ小さい」

Q.こういったことは毎日?
「ここの漁場では日常茶飯事。これがあるから漁ができない」

漁師:
「(流木がかかると)量にもよるが、その日が終わる。間違いなく。(修理が)次の日に間に合えばいいっていうぐらい」

Q.収入はどうなる?
「その日は0円。全員が0円になる。(流木に)かかった船は」

Q.網の修理費も…
「全部がマイナス。まずいよ・・・」

 漁協の依頼を受けた静岡市は去年11月に流木の撤去を一度行いましたが、漁への影響を解消するには至っていません。

 県内では、1月15日から3月20日まで、シラスの禁漁期間となっています。

 漁が再開される3月下旬までに、流木やがれきの撤去が進まなければ、影響が長期化する恐れもあります。

清水漁業協同組合 用宗支所 増田新 支所長:
「安倍川の水が今までに経験したことのない量だったので、漁業被害っていう意味ではすごかったのかなと。市も県も国も解禁までに何とかしようとおっしゃってくれているので、期待したいと思う」

画像: 依然残る台風被害