静岡大学と浜松医科大学の再編・統合…決断急ぐ声が相次ぐ 静岡大側で反対の声が根強く去年1月延期に

 去年延期を発表した静岡大学と浜松医科大学の再編・統合について話し合う協議会が浜松市で行われ、再編・統合に向けた決断を急ぐ声が相次ぎました。

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静岡大学と浜松医科大学の再編・統合…決断急ぐ声が相次ぐ 静岡大側で反対の声が根強く去年1月延期に

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静岡大学と浜松医科大学は、医療分野の連携強化などを図るため統合を目指してきましたが、静岡大側で反対の声が根強く、去年1月、延期を発表しています。

 5日午前、浜松市が統合に向けて設置した協議会が、およそ1年ぶりに開かれました。協議会の中では、態度を明らかにしていない静岡大側に決断を迫る声が相次ぎました。

浜松医科大学 今野弘之学長:「静岡大学が統合・再編に対する方針を明確にお示しならないことに両大学から憂慮する声が上がっていることは事実です」

浜松市 鈴木康友市長:「スピード感が命の時代ですから、こんなことしているとどんどん浜松地域が衰退していく。その危機感に対して先生どういう風に考えていらっしゃるか」

静岡大学 日詰一幸学長:「静岡大学は全体として浜松市と静岡市と拠点を持っているわけで、双方の意見があるわけで、基本的にそれを聞いていかなければいけない。そういう難しい状況の中にあります」

 5日の話し合いでは、▼静岡大学は静岡キャンパスでの協議を進めることや▼統合による県の将来ビジョンを明確にしていくことで合意しました。

 次回の協議会は10月の予定です。