廃業・倒産の減少へ 「事業承継・引継ぎ支援センター」を設置 静岡商工会議所
県内企業の「廃業、倒産」を減少させる目的で静岡商工会議所が新たに「事業承継」の部署を設置しました。
帝国データバンク静岡支店によりますと、去年1年間の県内企業の倒産件数は、小売業・製造業・サービス業などで215件に上り4年ぶりに増加しました。新型コロナの影響や後継者不足が主な要因です。
この問題に対応するため静岡商工会議所は、これまで複数あった窓口を統一し「事業承継・引継ぎ支援センター」を新たに設置しました。
1日の開所式で静岡商工会議所の酒井公夫会頭は、会社の事業を継続していくためには社内外の後継者への事業承継が必要な手法であることを強調しました。
静岡商工会議所
酒井会頭:「単に経営者が若返るだけではなく、新たな事業に取り組んだり、新たな仕組みでやったりということで、売上が伸びたり利益が改善したり、いったようなことに繋がっていくデータが取れているわけです。やはり、中小企業、地元企業が成長していくためには事業承継は避けられない」
また、責任者は積極的な窓口の利用を呼び掛けました。
静岡商工会議所
清水至亮 統括責任者:「まずは、お近くの金融機 関や商工会等にご相談頂きたい。私達はそういったところと提携しておりますから、事業承継でお困りであれば、そこから私達に情報がとんできます。困ったら、ご自分で悩まないでお近くの中小企業支援を行っているところにご相談頂きたい」