人材育成で健康寿命延ばそう 静岡県が設置した大学院大学 新校舎お披露目
県民の健康寿命を延ばすことを目的に静岡県が設置した、社会健康医学大学院大学の新校舎が完成しお披露目されました。
根方ゆき乃記者:「こちらはコールドルームと言われる4℃に保たれた部屋。中には試薬がありここで実験もできる」
この大学院大学は「社会健康医学」を基に、医療や保健などの分野で活躍する人材の育成を目的に去年4月に開学し、一部の校舎しか使えない状態だったため改修が進められていました。公衆衛生学を学ぶことができる公立の大学院大学は全国で初めてです。
校舎は県立総合病院に隣接する建物を全改修したもので、研究棟と教育棟の2つが新たに設置されました。県産の木材がふんだんに使われていて、温かみのあるデザインになっています。川勝知事らは早速、出来たばかりの校舎に足を踏み入れ、研究室や教室を見て回りました。
ここでは現在1期生として19人が疫学や医療統計学など5つの医療分野を学んでいて、新年度から新たに16人が入学する予定です。
静岡社会健康医学大学院大学
田原康玄 研究科長:「素晴らしい施設をつくっていただいた。私たちはこの施設をフルに活用してよい教育と研究を行い、社会、あるいは医療に貢献していけるような人材を育成していきたい」
また再来年の春には、新たに博士課程の設置を目指しているということです。