【リニア】静岡・川勝知事が11月にリニア試乗へ…市長らに「一緒に乗らないか」 JRは報道関係者向け「試乗会」/今週の静岡
静岡県 川勝平太知事(4日):「JR東海の社長がぜひ川勝にリニアに試乗してほしいと言われて、日にちが11月2日になりました。それで、もしよろしければ、確か数両編成なんですよ、あれ。だから私は、(ここに)来られた人みんな乗ったらどうでしょう?」
川勝知事からの、突然の「お誘い」でした。山梨県にあるリニア実験線に「一緒に乗らないか」と市長らに呼びかけたのです。
9月に県庁で行われた会談で、JR東海の金子慎社長は、川勝知事に実験線への試乗を提案。これに対し、川勝知事は試乗する意向を示していました。
静岡県 川勝平太知事(4日):「(実験線は)43kmできているそうです。私は2000年に乗ったんですけど、その時は時速500kmに達して、すっと減速したわけですね。これが43kmなので、しばらく体感できる。だからご関心のある方、金子社長のお招きですので、ちょっと11月2日、何曜日でしょうか?」
(水曜日です)
「水曜日ですか、よろしくお願いします」
報道関係者向けの試乗会も…
11月、川勝知事が視察する予定の「山梨リニア実験線」。5日、報道関係者向けの試乗会が行われました。
根方ゆき乃記者:「山梨県都留市にあるリニア新幹線の実験線に来ています。現在、実験線の長さは42.8kmあり、リニアの試験走行が行われています」
5両編成のリニアが入線すると、飛行機のボーディングブリッジのような通路が接続され、この通路から乗車します。
根方ゆき乃記者:「座席は2列ずつ、2つに分かれて並んでいます。白い照明でとても明るい空間が広がっています」
リニアは、80%以上がトンネルのため、車内の照明を明るくしています。ソファーのように、ゆったりできる座席には、ひじ掛け部分に携帯やパソコンの充電ができるUSBポートがあります。
根方ゆき乃記者:「いまリニアが発車しました。とても緩やかな走り出しでほとんど揺れはありません」
時速およそ150kmまではタイヤで走行。その後、浮上します。
根方ゆき乃記者:「あ、いま浮上走行になったということです。ほとんど音の大きさも変わりません」
そして、動き出してから、わずか2分20秒で…。
根方ゆき乃記者:「いま時速500kmになりました。ただ、大きな音、揺れ、そこまで感じないです。500kmで走っているとは思えないような快適な走行です」
リニア新幹線は、実験線の、およそ40kmの区間をわずか7分で走り抜けます。
根方ゆき乃記者:「座ってみて感じたんですけれど、こちら窓、普段の新幹線より小さい、まるで飛行機に乗っているようなそんなサイズの窓となっています」
試乗会は、およそ30分で終了。実験線では、1日平均2000kmの走行試験を行っています。
根方ゆき乃記者:「本当に速くてビックリしました。ただ体感としては、大きな音や、大きな揺れがなかったので、ここまでスムーズに快適なのかと、率直に驚きました」
(10月8日放送)