上川陽子外務大臣始動 林芳正前大臣と引き継ぎ式~来週にはG7=先進7カ国外相会議へ

内閣改造から一夜明けて、第2次岸田再改造内閣が本格始動しました。各省庁では新しい大臣への引継ぎ式が行われています。

画像1: 上川陽子外務大臣始動 林芳正前大臣と引き継ぎ式~来週にはG7=先進7カ国外相会議へ

上川陽子外務大臣(14日:外務省)
「約20年ぶりの女性の外務大臣と伺っている。『女性ならではの視点を外交政策に生かせ』というメッセージも込められているのではないか」

 上川大臣は14日朝外務省で、林芳正前大臣と引き継ぎ式を行いました。

林芳正前外務大臣:
「(上川大臣は)長いお付き合いの中で、正に信念とそして情熱の人」

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13日認証式~初閣議

 上川大臣は13日午後5時すぎ、皇居での認証式に臨み、天皇陛下の前で岸田総理大臣から任命書を受け取りました。

画像1: 13日認証式~初閣議

 午後8時ごろ、総理官邸での初閣議に出席した上川大臣。

 席は岸田総理の右側、鈴木財務大臣、斉藤国土交通大臣の隣です。

 恒例の記念撮影では、岸田総理の真後ろに立つ上川大臣の姿が…。

画像2: 13日認証式~初閣議

 そして、午後9時すぎ外務省に初登庁し、記者団の取材に応じました

上川陽子外務大臣13日:
「ジェンダーギャップ指数も含め、政治分野での対応が遅れている背景には、閣僚の女性比率が非常に低いことも要素に入っている。
その意味で、女性閣僚の一人として、この重みをしっかりと受け止め、
期待に応えられる政治・外交をしていきたい。」

静岡市生まれの70歳

画像1: 静岡市生まれの70歳

 上川大臣は、1953年静岡市生まれの70歳。

 東京大学を卒業後、シンクタンクの三菱総合研究所を経て、アメリカのハーバード大学の大学院へ留学し、上院議員の政策立案スタッフも務めたということです。

 その後、2000年の衆議院総選挙で初当選。

画像2: 静岡市生まれの70歳

 岸田派に所属していて、2007年には第1次安倍改造内閣で、少子化対策担当大臣として初入閣し、2014年と2017年、2020年に合わせて3回、法務大臣を務めています。

 2018年には、オウム真理教の教祖らの死刑執行を命令しました。

静岡県内からの反応

 20年ぶりの女性外務大臣。県内からも反応がありました。

画像1: 静岡県内からの反応

静岡市 難波喬司市長13日:
「上川先生のような難題から逃げない姿勢と温かい心、温かいまなざしを持った政治家が外務大臣として活躍されることは本当に素晴らしいことだと思います。大いに期待しています」

 また川勝知事もコメントを発表し、
「豊富な経験や卓越した行動力を生かし、その手腕を遺憾なく発揮していただきたい」としています。

 5度目の入閣となった上川大臣。

 来週には、ニューヨークでの国連総会に合わせて、G7=先進7カ国外相会合が予定されていて、早速G7議長国としての大役が待ち受けています。

画像2: 静岡県内からの反応