女児死亡事件に静岡・川勝知事「今回の事故は重大な事案…」 県内の保育所などの特別指導監査へ

牧之原市の女児死亡事件を受け、静岡県の川勝知事は「重大な事案」として県内の保育所などを対象に特別指導監査に入ると発表しました。

今回の事故は重大な事案

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女児死亡事件に静岡・川勝知事「今回の事故は重大な事案…」 県内の保育所などの特別指導監査へ

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静岡県
川勝平太知事:「県内の認定こども園で幼く尊い命が失われました。ご遺族の深い哀しみを思いますと、いたたまれない気持ちになります。今回の事故を重大な事案と捉えております」

 会見の冒頭、哀悼の意を表した川勝知事。園では福岡県で起きた事故を受けて国が通知した安全管理がほとんど守られていなかったことについて、厳しい口調で指摘しました。

川勝知事:「とんでもない話。福岡の事案をどう考えていたのか。県としてもそれ(国の指導)に基づいた形での指導をしてきたつもりだったのが守られてないとするならば言語道断のこと」

 県は今月中に送迎バスを所有する県内250あまりの保育園や幼稚園などを対象に、運用状況を調査する書面調査と立ち入り指導に入る方針です。

神奈川県の現状は危機的?

一方7日に視察したリニア中央新幹線の神奈川県の工事現場の現状については「危機的状況」だと口にしました。

川勝知事:「現在の神奈川県の現状は危機的である。全体のスケジュールに大きな影響を及ぼしている」

 「工事は順調」とした一方、「車両基地の整備が遅れている」としてJR東海とリニアを促進する期成同盟会が目指す品川~名古屋間の2027年開業は困難との見方を示しています。
 車両基地の現状を含む視察の結果については9日にも期成同盟会に報告する方針です。