専門家「来年にもマスクなしに」 コロナ後を協議 静岡県議会
4日、静岡県議会で、アフターコロナを見据えた経済対策などが話し合われました。
経済と医療の専門家を招き、感染対策に加え、アフターコロナの経済対策を協議する県議会の特別委員会。
医療の専門家は、まだコロナ禍は収束していないことを前提とした上で、3回目のワクチン接種が進めば、マスクなしの生活に戻れる可能性があるとの見解を示しました。
浜松医療センター感染症管理特別顧問・矢野邦夫さん:「ワクチンは3回で1セット。国民のほとんどが3回接種を打てるのはだいたい来年の7月8月になると思うが、その時にはマスクはいらないのではないかと思う」
一方、静岡経済研究所の山田慎也理事は、スズキなどの大手自動車メーカーで生産台数が去年に比べて半分程度に減少していると指摘。
県内の下請け企業に向けた経済支援の必要性を訴えました。
静岡経済研究所 山田慎也理事:「借り入れが増加している状況で、コロナによって業績が不振で、なかなか利益が出ないところは返済が進んでいない。中小零細企業の継続性を非常に注視する必要がある」