マイナンバーカード自主返納…6月30件と5月の4倍以上 理由は「信用できない」「個人情報漏洩が心配」 静岡市

 マイナンバーカードを巡るトラブルが全国で相次ぐ中、静岡市では6月の自主返納の件数が過去最多となったことがわかりました。

画像: マイナンバーカードのサンプル

マイナンバーカードのサンプル

 静岡市によりますと、6月マイナンバーカードを自主返納した人の数は30件となり、記録をとり始めた4月以降最多となりました。全国で相次ぐトラブルを受け、不信感や不安を抱く人が増えたものとみられ、5月と比べると4倍以上となっています。

 返納届には、「信用できない」「個人情報の漏洩が心配」などの理由が書かれていたということです。

 こうした状況を受け、静岡市の難波喬司市長は、国が示す総点検の具体的な内容について、国から聞いた上で速やかに実施する方針を示しました。

静岡市 難波喬司市長:「マイナンバーカードに対する信頼は極めて重要。一方でマイナンバーカードについては推進してきたので、重要性についてはご理解いただき、信頼を損ねることがないように総点検を急ぎたい」

 静岡市のマイナンバーカードの取得率は5月末時点で73.8%となっています。