浜岡原発重大事故発生時の避難計画を中部電力が御前崎市などに説明 誘導人員確保や認知症避難者対応など体制整備を進める
静岡県の浜岡原子力発電所で重大な事故が起きた場合の避難計画について、中部電力が現在進める取り組みを御前崎市や議会に説明しました。
説明会は、御前崎市が去年11月に策定した「広域避難計画」で浜松市や長野県など具体的な目的地を決めたことから、安全かつ迅速に市民を誘導するための取り組みが伝えられました。
中部電力の説明の後には議員からの質問で「非常事態のなかで避難誘導の人員をどう確保するのか」といった声が上がりました。
これに中電の担当者は「今の社員だけではなく、市内在住のOBらにボランティアとして誘導してもらう」と回答しました。
そのほか、「認知症の避難者のため介護研修に参加してスキルアップを目指している」などと話し、今後も避難体制の整備を進めるとしています。