市民税を多くとりすぎる…株式の配当や譲渡所得があった171人の減額処理で入力ミス 静岡市
静岡市は市民171人から市民税を誤って、本来の納税額よりも多く引き落としたと発表しました。
静岡市によりますと、過大徴収があったのは上場株式の配当所得や譲渡所得のあった市民171人で、過大徴収分は総額176万円あまりに上ります。これらを徴収する際、該当者にはあらかじめ減額した上で徴収することになっています。しかし、6月12日、担当職員がシステム処理の手順を熟知しておらず、減額処理の入力を誤ったということです。引き落とし日の6月30日、納税者から「通知書の額と異なる額が引き落とされている」と指摘があり、ミスが発覚しました。
これを受け、静岡市は4日、対象者にお詫びと還付を知らせる文書を送りました。静岡市は今後は還付手続きを早急に進め、7月中旬までに口座振り込みを完了する予定だということです。静岡市は再発防止策として、複数の職員でシステム設定や入力手順を共有し、組織的なチェック体制を強化するとしています。