ネコがいる家庭のテレワークに「にゃんこBOX」…段ボールを扱う静岡市の企業が開発
静岡市の企業が開発しました。
ペットに寄り添う優しさから生まれたアイデア商品です。
箱の中でうとうとしているネコ。
この箱実はネコ専用として作られたものなんです。
開発したのは、古紙などの回収処分を中心に行う静岡市の企業。
こちらが営業部長の木下草介さん。
自身もネコを飼っていて実体験や友人の話から
あるアイデアが生まれたと言います。
●開発紙業 木下草介営業部長
「パソコンで家で作業をしていて、ネコがキーボードの上に
乗っかってきちゃったりして邪魔してくきます。そういった
ネコを大人しくするのにどうたらいいかなと。普段、段ボール
扱っているというのと、ネコが段ボールを好きだなと日ごろ
から見ていたので、それを結び付けてできないかと考えました」
そこで作られたのが組み立て式の「にゃんこBOX」。
こだわったのは高さとサイズです。
体重5キロほどの一般的な大きさのネコが落ち着けるサイズ感を
試行錯誤して仕上げました。
●開発紙業 木下草介営業部長
「ネコがくつろげる高さで、なおかつ跨ぐときに、困難じゃない高さを考えて。
ネコってやっぱり、狭いところが好きなので狭めに考えました」
3個セットになっていて、中敷きや側面のデザインにも
こだわっています。
販売開始からきょうで5日。
早くも木下さんのもとに喜びの声が届いています。
●開発紙業 木下草介営業部長
「ネコにこの段ボール、気に入っていただけるというのはすごくうれしいです」
実際に「にゃんこBOX」を利用しているお宅をのぞいてみました。
部屋に入ってみると早速黒猫のゆずちゃんが
箱の中にぴったり収まっていました。
●利用者は
「通販でネコのおもちゃを買ってあげても、そのおもちゃより空いた箱に夢中なことが
多かったので、それでもサイズが大きかったりして、この箱はそれ専用に作られている
ので、中に入りやすく、ちょうどいいと思います」
すっかり、ゆずちゃんのお気に入りです。
木下さんはコロナ禍で増える家での時間を
ネコと一緒に楽しんでもらいたいと願いを込めます。
●開発紙業 木下草介営業部長
「コロナがあって暗い話題が多い。ネコと一緒に段ボールを使って、暗い中を明るく過ごし
ていただけたらなと思っています」