『タナベノマスク』製作費の市への返還請求を棄却…市長の似顔絵入りマスク配布は違法との住民監査請求受け 静岡市
静岡市長の似顔絵入りマスクを巡る住民監査請求について、市の監査委員は「棄却」の判断をしました。
発端は1月、静岡市が感染予防の啓発で市長の名前と似顔絵が入ったマスクを市内の高校生に配布したことです。藤森克美弁護士は公職選挙法違反だとして製作費48万円余りを市に返還するよう市長と担当職員に求めていました。
市の監査委員は20日、マスクの配布は市の代表として行われ、寄付とは認められず、公職選挙法の規定に反するものではないとして請求を棄却したことを発表しました。
請求人の藤森弁護士は「必ず住民訴訟をする」などとコメントしています。