生まれ変わる港町・清水 「河岸の市」が「駿河湾フェリー乗り場」が さらに…
栗田麻理アナウンサー:
「静岡市清水区にある河岸の市です。こちらには県内外から多くの方が訪れていて200台ほど停められる駐車場は、およそ6割が埋まっています。そんな大人気の河岸の市がリニューアルすることが分かりました」
年間およそ80万人が来場する、清水魚市場 河岸の市。
7日も、多くの人で賑わっていました。
来場客 和歌山から:
「和歌山から。おいしい物が食べたいなと検索しました」
来場客 長野から:
「海の物が食べたくて」
Q:おさかな食べました?どうでした?
「おいしかった」
来場客 山梨から:
「いつも混んでるなと思って通り過ぎていて、平日たまたま休みが取れたのでじゃあ行ってみようという感じで」
Q:何買われたんですか?
「サーモンの刺身なんですけど、安く買えました」
現在、河岸の市には、21の店が入る「いちば館」と、飲食店15店舗が集まる「まぐろ館」、2つの建物があります。
運営会社によりますと、今回のリニューアル計画は、新たに敷地の北側に「いちば館」を建設し、現在「いちば館」が建つ場所に、立体駐車場を造るというものです。
河岸の市がリニューアル
栗田麻理アナウンサー
「こちらが新しく建てられる河岸の市いちば館の場所です。そしてあちらに見えるのがJR清水駅東口です。この連絡通路を通って、直接いちば館に入ることができるようになります。
新しい「いちば館」のオープンは、再来年2025年4月の予定です。
「いちば館」に入る店からは、“期待”の声が聞こえてきます。
海里 金沢佳広社長:
「人もたくさん集まるでしょうし、病院や、将来的にサッカー場だとか、
そういった物が集客にプラスになると思うので、これからすごく楽しみ」
蟹縁 山本貴史社長:
「駅から直接つながって「いちば館」の中に入れるという建て方をすると思いますのでふらっと清水に来た人が(河岸の市に)来てもらえるのかなという印象です。その面に関してはすごく期待をしています」
浜松から海鮮丼を食べに来たと言う、女性4人組も…。
来場客 浜松市から:
「また新しくなったら楽しみにして来たいと思います」
新たに建設される「河岸の市・いちば館」は、2階建てで、運営会社は年間100万人の来場を目標としています。
駿河湾フェリー新たな「乗り場」が、さらに…
河岸の市があるJR清水駅周辺エリアでは“様々な動き”が出始めています。
その1つが駿河湾フェリーです。
再来年4月、新たな「乗り場」が、「河岸の市」のすぐ近くに移転する予定です。
Q:フェリーの乗り場も変わるんですね?
駿河湾フェリー 高柳宏則 常務理事:
「そうですね、今ちょうどこちら、県の方で岸壁の工事をしておりまして、岸壁の埋め立てが進んでおります。埋め立てたあとにフェリーの乗り場がこちら、私の指す方向、こちらの方になりますね。岸壁がもう少し海側に出ます」
同じ再来年の4月にリニューアルオープンする「河岸の市・いちば館」が建設されるのが、この位置。
駿河湾フェリーの乗り場は、このあたりになります。
どちらもJR清水駅から、すぐ近くの場所です。
Q:もとある場所よりどれぐらい変わりますか?
駿河湾フェリー高柳宏則 常務理事
「距離にして2kmほど清水駅に近くなります。JRを使って徒歩でフェリーに乗っていただくという方がかなり増えるのではと期待しています」
Q:それによってどんな方が来られると予想されますか?
「今まで県内の方が車を利用される方、県外の方は団体でバスでいらっしゃる方が多かったが、(今後)個人の旅行者や海外からいらっしゃる方が増えるのではと期待しています」
清水駅の近くに移転する、駿河湾フェリーの「乗り場」。
河岸の市のリニューアルとの相乗効果も期待しています。
Q:河岸の市からも近くていいですね
駿河湾フェリー 高柳宏則 常務理事:
「少し早く来ていただいて河岸の市で買い物だとか食事を楽しんだあとに
フェリーに乗っていただく、逆にフェリーに乗って土肥から来ていただいて、フェリーを降りていただいて、まずは河岸の市で、食事や買い物を楽しんでいただく。こんな楽しみ方もできるのではと思っています」
さらに、隣接するENEOS製油所跡地は、新たなサッカースタジアム建設の、最有力候補となっていて、静岡市は土壌調査や地質調査を始めています。
また、もともと清水駅東口公園があった場所では、JCHO(ジェイコー)清水さくら病院(仮称)の建設が進められています。
現在、基礎工事が行われていて、来年12月に完成する予定です。
具体的な動きが見えてきた清水駅周辺の街づくり。
港町・清水はどう生まれ変わるのか?注目が集まります。