有機フッ素化合物PFAS暫定指針値を下回る…空自浜松基地が基地内の井戸水の水質検査結果発表

 航空自衛隊浜松基地は、基地内の井戸水の水質調査結果を公表し、全てで有機フッ素化合物の暫定指針値を下回ったと発表しました。

 有機フッ素化合物PFASは、国の暫定指針値で1リットルあたり50ナノグラム以下と定められていますが、航空自衛隊浜松基地が9月20日に行った調査では、全4カ所ある井戸水のうち、1カ所が10ナノグラム、残りの3か所は0.3ナノグラムで、全ての井戸水で暫定指針値を下回ったということです。

 この問題を巡っては、浜松基地周辺の地下水などから、最大で暫定指針値の28倍にあたる高濃度のPFASが検出されていて、浜松市は浜松基地に水質調査のほか、ピーファスを含む泡消火剤の使用履歴や基地から出る排水の水質調査を要望しています。

 浜松基地は、今後も市と連携して調査を進めるとしています。