浜岡原発の稼働についてのアンケート 初めて「容認派」が「停止派」を上回る 電気代の高騰が要因か 静岡・菊川市
静岡県菊川市が実施した中部電力浜岡原子力発電所の稼働をめぐる市民アンケートで、初めて「容認派」が「停止派」を上回ったことが分かりました。
浜岡原発から31キロ圏に市全域が入る菊川市は4月に無作為で選んだ2000人の市民を対象にアンケートを実施しました。
「浜岡原発の今後についてどう思うか」の設問に対して「安全が確認できれば稼働した方がよい」の回答が43.8%で、「停止しておいた方がよい」の31.8%を上回りました。
稼働を容認する回答は2017年以降緩やかに上昇を続け、去年は容認派と停止派が並びました。
そして、今回浜岡原発についての設問を加えた2014年以降、初めて容認派が停止派を上回る結果となりました。
市はアンケート結果について「家計に大きな影響を及ぼす電気代の高騰が1つの要因ではないか」と分析しています。
そして、この問題に関しては住民の安全と安心の確保が最優先と強調しています。