「学長失格」…浜松市長が静岡大学長を痛烈に批判 静岡大と浜松医大の再編めぐり「責任者としての責任を放棄している」
大学再編問題で、浜松市の鈴木康友市長は静岡大学の日詰一幸学長を「学長失格」と痛烈に批判しました。
浜松市 鈴木康友市長:「私は大変に、あの会見は遺憾だったと。学長として失格だと」
27日午前、定例会見で怒り露わにした浜松市の鈴木市長。きっかけは、静岡大学・日詰学長のこの発言でした。
静岡大学 日詰一幸学長(9日):「2つの大学を1つの大学にしていくことが、ひとつの選択肢、あるいは最善の選択肢としてあるのではないか」
2018年に動きだした静岡大学と浜松医科大学の再編問題を巡って9日、静岡大学の日詰学長は個人的な考えとした上で、「1法人1大学案」を示したのです。
浜松市は県西部の自治体を中心に、大学再編の期成同盟会の発足を決めていますが、日詰学長はこの件について「大学の主体性」を強調。困惑していると表明しました。
浜松市 鈴木康友市長:「何を考えているのかと。大学同士の話はもう終わっている。正当な手続きを踏んで、(両大学で)機関決定をされた基本合意。(静大で)大学としての機関決定をした上で、正式に医大に対して、基本合意は遵守しません破棄しますと。100%浜松医大受けないと思うけど、浜松医大に申し入れをするのが筋であって、責任者としての責任を放棄している」
浜松市は3月2日に期成同盟会を発足し、これまでの合意書に基づく大学再編を進めていく方針です。