「感染急増で制御不能」「このままでは医療崩壊」…静岡県病院協会が強いメッセージで警戒呼びかけ
「感染急増で制御不能」「このままでは医療崩壊」。感染拡大が止まらない中、静岡県病院協会などが強いメッセージで県民に警戒を呼びかけました。
静岡県病院協会 毛利博会長:「感染者急増によって、コロナ感染は残念ながら制御不能の状況になっていると認めざるを得ません。これから先、入院したくても出来ない事態が、本当に目前に迫っている」
19日午後、静岡県庁で会見を開いた県病院協会の毛利会長はこう述べ、県民にも強い危機感を持つよう呼びかけました。県内の病床使用率はひっ迫が続き、爆発的な感染拡大がこのまま続けば、2週間後には病床がすべて埋まって患者が入院できなくなる恐れがあるといいます。
静岡県病院協会 毛利博会長:「さらに重症患者数が増加していくと、医療崩壊から医療破壊をきたす可能性がある。すでに重点医療機関からは重症病床のひっ迫、(酸素投与が必要な)中等症2以上の患者の入院依頼が増加し、断らざるを得ない状態に陥っている」
あす20日からの緊急事態宣言を前に、一人一人が対策を徹底するよう訴えました。
静岡県病院協会 毛利博会長:「少なくとも今回の緊急事態宣言の期間は、セルフロックダウンとか、そういう自分できちんと自制しないと、そうしないと家族や知っている人が亡くなって初めて気づく、それは手遅れ」