「難波副知事が辞めるのは既定路線」　3期目を託さなかった静岡・川勝知事が初言及　「元気旅」は5月末まで延長

５月の任期満了で退任する方針の静岡県の難波副知事について、川勝知事は３期目を託さなかった理由について、「辞めるのは既定路線」と強調しました。

川勝知事:
「技術官僚としての真骨頂が発揮されているのが、今、リニア問題や熱海土石流の対応において顕著ではないかと思っております。任期が来て５月１６日には辞められますが、どういう形で処遇するか、最終的に連休明けぐらいには、しっかりご本人のご希望もお聞きしながら決めるというふうにしたいと思っております」

　来月迎える２期目の任期満了で、難波副知事が退任することを明言した川勝知事。一方、退任後も何らかの形で、リニア問題には関わってもらいたいとの意向を示しました。川勝知事はこれまで、難波副知事の退任についてコメントを控えていて、25日の会見でようやくの言及となりました。最近県庁内では「２人の関係性が変わってきた」という声もささやかれるように…。25日の会見でも、２人の関係性について質問が―

Ｑ：難波副知事が会見で、知事と直接話していないと言っていたがその後話されたのか？

川勝知事：「いいえ、していません」

Ｑ：それは何か理由があるのでしょうか？
川勝知事：「５月１６日で辞めることは既定路線。あとご本人からリニア問題、土石流の問題について関心があるので、土石流についてどこまでやるか、リニアは継続しないといけないということで、その通りだということで、処遇について考えているということです」

Ｑ．難波副知事の存在感が大きくて、知事が外したと言っている人もいるが？
川勝知事：「とんでもないことです。それは邪推というものです」

　また川勝知事は、今月２８日までを実施期間としている観光促進事業「しずおか！元気旅」を来月３１日まで延長すると発表しました。ただし、今月２９日から来月８日の大型連休期間は対象外です。あわせて利用対象者も、隣接または中部ブロックの自治体に拡大されます。

川勝知事：「今週末から大型連休が始まります。連休中は旅行やレジャー、帰省など、人との接触の機会が増えます。感染が再拡大しないためにも、県民の皆様には引き続き感染防止対策の徹底に取り組んでくださるようお願い申し上げます」