静岡県の難波喬司理事が静岡市長選に出馬の意向 出馬に前向きの田辺市長と山田県議は
静岡県の難波喬司理事が、来年春に予定される静岡市長選挙に出馬する意向を固めた事が、関係者への取材で分かりました。退職届の提出を検討しているということです。
静岡県 難波喬司理事:「市長選への出馬を検討中というのは事実。いろんな方から『出ないか』と言われているが、したがって、それに対して検討するというは当然ですから、そういう意味では検討中は検討中ですけど、今はそれ以上のことは申し上げられる時期ではないと思っている」
難波理事はこれまでに、来年行われる静岡市長選に向けて出馬の意向を固め、周囲の関係者に意欲を見せていました。早ければ週明けにも県職員の退職届を提出したあと、出馬に向けた準備を進めるとみられます。
国交省出身で現在66歳の難波理事。2014年から今年5月まで2期8年にわたって県の副知事を務め、リニア新幹線や熱海土石流災害など県政の重要課題で陣頭指揮をとってきました。現在はリニア新幹線と熱海土石流災害の担当理事として職務にあたっています。
複数の関係者によりますと、熱海市の土石流災害やリニア新幹線の県の専門部会などを巡り、県理事としての対応がまだ残っていて、退職は10月末以降になる見通しです。
静岡県 難波喬司理事:「前回の市長選のときに非常に決定の表明が遅くなって、多くの方々に御迷惑をおかけしたので、その反省も踏まえて、出るにしろ、出ないにしろ、早く表明をしたいと思っている」
田辺信宏市長と山田誠県議も出馬の意向
静岡市長選挙にはこれまでに現職の田辺信宏市長が出馬の意向を固めたことが分かっていて、今回の動きに対し、「今は台風15号で被災されたすべての皆さんが一日も早く日常に戻れるよう専心してまいります」とコメントしています。
また、自民改革会議所属で静岡市葵区選出の山田誠県議も立候補することを明らかにしていて「今回の災害対応や危機管理を含めて出馬意向の決意は変わっていない。災害対応と復旧にまい進する」とコメントしています。