静岡県内の企業倒産11月は3か月ぶりに減少 大型倒産もなく負債総額も10月を大幅に下回る 民間信用機関調査

画像: 静岡県内の企業倒産11月は3か月ぶりに減少 大型倒産もなく負債総額も10月を大幅に下回る 民間信用機関調査

11月の静岡県内の企業倒産は3ヵ月ぶりに減少に転じ、大型倒産がなかったことから、負債総額も大幅に前の月を下回ったことが民間の信用機関のまとめでわかりました。

 帝国データバンク静岡支店によりますと、11月の県内の企業倒産は16件で、3ヵ月ぶりに減少し7カ月連続で10件台にとどまりました。負債総額は、大型倒産がなかったことから前の月を大幅に下回り、11月としては過去10年間で最も少ない額となりました。

 帝国データバンクでは、全国的にコロナ対策による金融支援などで倒産件数は減少傾向をたどっていて、金融機関の柔軟な対応が企業の資金繰りを下支えしていると分析しています。

 しかし、今後は新型コロナ第6波への警戒感が強く、原油の高騰や半導体不足などの懸念材料もあるため、幅広い業界で経営破綻する企業が増える恐れがあるとしています。