無免許運転が発覚した中山真珠県議が謝罪会見 自民党改革会議は辞職勧告決議案提出へ 静岡県議会
中山真珠静岡県議 県庁 :
「このたびの報道の件につきまして、皆様には多大なるご迷惑と、ご心配をかけし、また、政治全体に対する不信感を抱かせてしまいましたこと、心よりお詫び申し上げます。大変申し訳ございませんでした」
深々と頭を下げた、静岡市清水区選出の中山真珠県議(28)。
運転免許が失効していたにも関わらず運転をしていた「無免許運転問題」で8日、謝罪会見を開きました。
中山真珠県議 :
「最年少で、かつ女性というところでもご注目いただいた中で、私がこのようなことをしてしまったことで、これだから若い人はと、いうふうに言われてしまいかねない事をしてしまいましたこと。もっと言うと若い人に政治なんか任せちゃ駄目だと言われてしまいかねない事をしてしまったことが本当にふがいなく思います。申し訳ございません」
中山県議は、運転免許の更新手続きをしていなかったため
今年5月16日で免許を失効しました。
ところがその時点では失効を認識しておらず、8月1日に、身分証の提示を求められた際に気づいたということです。
その翌日無免許の状態で、運転免許センターに自ら運転して行きましたが、時間外で手続きができず、別の人に運転を依頼して帰りました。
さらに2日が経過した8月4日、自分で車を運転し、移動していたところ、静岡市葵区の横断歩道で歩行者妨害をし、
警察官に声を掛けられ、無免許が発覚したということです。
中山真珠県議:
「免許証の失効から3カ月間は復帰が可能だということを聞いて、その間は乗っても大丈夫なのかなと、そのように勘違いをしておりまして」
「私の順法意識の低さ故だと思っております。」
国民民主党 玉木雄一郎代表
無免許運転を受け、7日県議会の所属会派、ふじのくに県民クラブは中山県議を会派から除名。
国民民主党も離党届を受理し、党本部に提出しました。
8日午前、玉木代表も中山県議について言及しました。
国民民主党 玉木雄一郎代表 都内 午前10時半:
「党の代表としてもおわびを申し上げたいと思います。大変申し訳ございませんでした。公人としての自覚を欠いていると言わざるを得ませんので、ここはですね、改めてしっかり自覚をして一から出直してもらいたいというふうに思っております」
自身の進退について
自身の進退について、中山県議は…。
中山真珠県議:
「選んでいただいた皆様に、おわびが先だと思いますので、厳しいご意見もすでにいただいているんですが、そうしたご意見を真摯に受け止め、(沈黙)すいません。まだもう少し考える時間をいただきたいと思っています。」
関係者によると、まだ気持ちの整理はついていないものの、無所属であっても活動を続けたいという意向を示しているということです。
自民改革会議は
一方、県議会最大会派の自民改革会議は、8日午前役員会を開き対応を協議しました。
自民改革会議 増田享大 代表:
「事実が発覚した以降も運転している中で取り締まりにあったことは(罪が)重いということ。やはり(中山議員が)議員活動を続けていくことは正直認めにくい話なので、辞職を求めていく姿勢を確認した。」
自民改革会議は、速やかに辞職勧告決議案を提出するよう、調整していくということです。
議員に対して辞職勧告決議案が出された場合、県政史上初めてとなります。