小中学校時代にいじめ…被害女性に市教育長が謝罪 母親「同じ思いをする子がいないように」 浜松市

 浜松市の18歳の女性が、小中学校時代にいじめを受けた際に市側の対応が不適切だった問題で、市の教育長や当時の関係者らが女性に謝罪しました。

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小中学校時代にいじめ…被害女性に市教育長が謝罪 母親「同じ思いをする子がいないように」 浜松市

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 浜松市に住む18歳の女性は、小中学校時代にいじめを受け自殺を図りました。このいじめについては、市が設置した第三者機関が、当時の市の教育委員会の対応に問題があったとの調査結果をまとめています。

 いじめの被害を受けた女性や両親らは、第三者機関による調査結果の報告後、市長や当時の担任教師らに対して謝罪を求めていて、これまでに鈴木康友市長が直接謝罪をしています。

 そして、23日午後、市役所で宮﨑正教育長ら3人が女性や家族らに面会し、謝罪しました。

浜松市 宮﨑正教育長:「被害者さま、長い間つらい思いをさせてしまい、ご両親にはご心配をおかけしましたこと、心よりお詫び申し上げます。申し訳ございませんでした」

 宮﨑教育長は謝罪までに時間がかかったことについても謝った上で、「いじめの早期発見や早期の対応に努めていく」と話しました。

 またこの後、非公開で中学校時代の当時の校長や担任のほか市教委の関係者など合わせて7人からも謝罪がありました。

被害女性の母親:「当事者を前に、娘は一言も発することなく、発することができませんでした。娘はいじめに関して、ほとんど何も感じません。本当につらかったから同じ思いをする子がいないようにという、それだけです」