護岸工事後に井戸枯れ!? 国交省が調査始める 9月末頃メドに住民説明会開催へ 静岡・島田市
大井川の護岸工事後に、静岡県島田市の神座地区で井戸が枯れるなど影響が出ている問題で、国交省静岡河川事務所は6日から現状確認の調査を始めました。
6日の調査では、所有者立ち会いのもと、地下水調査会社の職員が井戸から毎分78リットルの地下水が良好に出ることを確認し、茶園への散水状況などを調べていました。
大井川左岸の島田市神座地区では、2020年8月から去年3月まで洪水対策のため護岸工事が行われました。この間、一時的に井戸水から水道水へ切り替えられましたが、再び井戸水に戻したところ13カ所で水が出にくい状態になったということです。
国土交通省静岡河川事務所 桃木優一副所長:「ひょっとしたら、もう出るようになっているかもしれませんし、その辺の所を一つ一つ確実に調査をしたいと。深さがいろいろとありますので、浅い井戸ですと出にくくなる頻度が高くなると」
静岡河川事務所では、地区の59の井戸の確認と所有者からの聞き取りを行って、9月末頃をメドに住民説明会を開きたいとしています。
(9月6日放送)