医学系の大学院大学設置の準備委員会が川勝知事に基本構想を提言 静岡県内に新たな医学研究の拠点を整備し医師数の確保を目指す
実現すれば全国初となる医学系の大学院大学設置に向け、検討をする準備委員会が、川勝知事に対し基本構想を提言しました。
この準備委員会は、医科大学院大学の設置を目指し、静岡県立病院機構の田中一成理事長など有識者らで構成され、おととし3月から7回にわたり会議を開きました。
静岡県は新たに医学研究の拠点を整備することで、全国から若手の医師を呼び込み、県内の医師数を確保することを目指していて、19日は会議でまとまった医科大学院大学の必要性や、基本理念など基本構想が知事に提言されました。
準備委員会 田中一成委員長:
「どういう先生方を獲得できるかとそういった問題があり、実際に進むのはこれからだと思う。(教員の確保について)財政的なサポートを県がどれほどしてくださるかということも大きいと思う」
医学部を持たない医科系の大学院大学は前例がなく、国に認められれば全国初となります。
県はこの提言を受け、別の組織を立ち上げ、引き続き詳しい内容について検討を進めるとしています。