「タケノコ発言」で懲罰処分を受けた沼津市議が処分の取り消しを求め静岡県庁で意見陳述
静岡県沼津市の市議会での、いわゆる「タケノコ発言」で懲罰処分を受けた市議が知事に処分取り消しを求めている問題で、本人の意見陳述が行われました。
久須美舞記者
「県庁を訪れた江本市議が会議室に入りました。江本市議、本人の申し出により、これから意見陳述が行われます」
江本浩二市議は去年9月の沼津市議会で「市の土地でタケノコを堀り販売した」と発言。
「陳謝」を拒否したため沼津市議会初めての「出席停止」の懲罰を受けました。
これを受け、川勝知事に懲罰の取り消しを求めた江本市議は、27日午後自治紛争処理委員による審理の場で、非公開で意見陳述を行いました。
高橋達也議長ら議会側立ち会いのもと行われた意見陳述では、江本市議や当時土地の買収にあたった市の職員らが、およそ1時間にわたり沼津市が竹林の管理を地主にゆだねていたことや、懲罰が違法であることなどを主張したということです。
江本浩二市議:
「タケノコを堀ることも含めて、私は竹林の管理は、沼津市の了解のもとで行っていたものである。実際に沼津市が問題の用地についてどのような管理をしてきたのか。(議会に)どんな説明をしたのか、ですのでそうした議事録があるのかないのか、あれば出してほしいということ」