日銀短観 静岡県内企業の業況判断7期ぶりに悪化 中国・欧州の景気減速が要因か
日本銀行静岡支店が静岡県内企業の短観、短期経済観測調査の結果を発表し、景気が良いと答えた企業の割合が7期ぶりに悪化しました。
調査は2月27日~3月29日までの期間、静岡県内企業262社に対して行われました。
景気が「良い」と答えた企業の割合から「悪い」と答えた企業の割合を引いた業況判断は7で、前回3か月前の調査から5ポイント下回り7期ぶりに悪化しました。
特に製造業は前回調査から10ポイント悪化し、マイナス1で、自動車関連メーカーの認証不正問題や、中国や欧州などの経済の減速がその要因にあげられました。
一方、日本銀行静岡支店の水野裕央支店長は「業況判断は悪化しているが、先行きの企業マインドはほぼ横ばい、事業計画を見ても県内経済は緩やかに回復していると言える」とコメントしています。