川勝知事 辞職の最大理由はリニア問題が区切りを迎えたこと 6月県議会の開会日に辞職する意向

川勝知事は、臨時会見で自身の発言について謝罪。リニア問題が区切りを迎えたことが決断の理由と説明しました。

川勝知事:
「第一次産業、農業、酪農、あるいは水産業、これは最も大事にしてきた産業でありまして、そういう方たちの心を傷つけたとすれば、誠に申し訳なく心からおわびいたします。申し訳ありませんでした」

 新人職員の訓示で「県庁職員は野菜を売ったり、牛の世話をしたり、物を作ったりする人と違って、知性が高い」などと、職業差別ともとられかねない発言をした川勝知事。

 3日会見で辞職の理由について、自らの発言と、リニア新幹線が2027年の開業を断念し、ひとつの区切りを迎えたことの2つをあげました。

 また川勝知事は6月議会の開会日に辞職する意向を示しました。

 これで知事選は、1年前倒しで行われることになります。

増田享大県連幹事長:
「県政にとってある意味緊急事態だと思っている。できるならばオール静岡で新しい知事を誕生させて、新しい静岡県づくりに向けて良いスタートを切るのが理想だと思っております」

 自民党県連内では候補者として元官僚や首長経験者など複数の名前があがっていて、今後調整が本格化する見通しです。