川勝知事の辞職表明を受け静岡県庁では次の知事選挙に向けあわただしい動きが…

川勝知事の辞意表明を受け市静岡県議会は4日も各会派で 活発な動きがありました。見据えるのは次の知事選挙です。

 知事の辞職会見を経て、4日も静岡県庁では慌ただしい動きが…。

 静岡県議会の各会派の代表が集まって、今後の日程について協議しました。

 川勝知事が6月議会の開会する6月19日に辞職した場合、2009年に辞職した石川知事と同じ対応になれば、知事選は最短で6月20日告示、7月7日投開票となります。

 3日臨時会見を開いた川勝知事。

 県議会との関係も辞職の理由になったことをにじませました。

川勝知事:
「県議会も私の言動が一因になりまして、政局がらみで動くのが常態化して、これはなんとか解決したいと思っていました。県民のために何が役に立つかと県議会として。けんかをしないということが大事なことで」

 こうした知事の発言に、ある自民県議は―

自民改革会議 県議:
「県議会を政争の場にするのは…なんて言っていたけど、そもそも誰の発言のせいでそうなっているんだよ」

 知事が6月議会で辞職した場合、およそ320万円の夏のボーナスが全額支給されることになります。

Q.6月のボーナスはもらいますか?もらいませんか?

川勝知事
「まだ考えていません。自然体でいきたいと思っております」

 ボーナスを受け取るかについて、最後まで明言を避けました。

 これまで川勝知事を支援し、農業やものづくりなどの業界も加盟する連合静岡の角山会長は―

連合静岡 角山雅典会長:
「知事が急な辞職表明をされたので正直言って候補者の選定は全く白紙の状態で、早急に候補者擁立について考えていかなければならないと思っている」

自民改革会議は

午後には、県議会各会派に動きが―

久須美舞記者:
「午後1時半前です。自民改革会議の議員らが続々と部屋に入っていきます。これから議員総会が開かれ今後の対応について話し合われます」

 自民関係者によりますと、会議では知事に発言の撤回や早期辞職を求めるかが議論されたといいます。

 終了後、取材に応じた増田代表は―

Q.早期の辞任を求めるのか?

自民改革会議 増田享大代表
「そうですね、そういう方向です」

Q.知事選向けて候補者選考について総会では?

「とにかく早くしてほしいというのが皆さん気持ちは共有しているので、この議会の日程イコール選挙の日程に直結するので、しっかりいろんな状況を踏まえながら考えたい」

久須美舞記者

ふじのくに県民クラブは

 知事を支えてきた第2会派・ふじのくに県民クラブも議員総会を開きました。

Q.自民会派からは、早期の退陣を求めたいという声も上がっているが、それは県政の空白期間を短くすることの方が、県民のためになるという考え?

ふじのくに県民クラブ 田口章会長:
「県政に空白を生じないようにするというのは一つ考え方としてはあると思っている。まだきょうの代表者会議の段階では提案があっただけなので、これから議論になる」

ふじのくに県民クラブ 田口章会長

一日も早い辞職を申し入れ

 さらに自民と公明の2つの会派は夕方、「発言についての謝罪と撤回」、「一日も早い辞職」を川勝知事に口頭で申し入れました。

 知事は「しっかり受け止めます」とのみ話したということです。

「一日も早い辞職」を川勝知事に口頭で申し入れ