ペットボトル再利用した商品も 早くもランドセル商戦=「ラン活」…親子に祖父母も参加して 静岡市
和田佳代子記者:
「新年度が始まったばかりですが、こちらでははやくも来年度の新一年生にむけたランドセルの、販売会が行われています」
19日から静岡市葵区で始まった「ランドセルフェスティバル」には、軽量化や背負いやすさを追求した商品や、男女問わず人気な色合いの商品など約400種類のランドセルが並んでいます。
中にはこんな商品も。
和田佳代子記者:
「こちらのスクールリュックは漁業で使われた廃棄される網や、ペットボトルを再利用して作られています。軽くて環境に優しいのが特徴です」
ラン活のピークは、4月から5月にかけてとされていますが、中にはさらに早い入学前々年の12月から検討をはじめる人もいるということです。
女性:
「最近すごいみんな買うのが早いってうわさにきいて、なくなっちゃうってきいたので、初日にきました」
「小学校6年になる子がいるんですけど、その子の時は夏休みにおじいさんとおばあさんと買いに行った記憶があるんですけど、だんだん早くなって」
一方でこんな声も・・・。
「早くなっていて、探すの大変なのであまり実感も湧いてないうちに探さないといけないので、勘弁してほしいなと思ってます」
静岡伊勢丹でも3年ほど前からラン活の時期が早くなったと言います。
店員:
「ランドセル自体の色やデザインが多様化したって言うところがございます。それにともないお母様方がSNSでアップされたり、『ラン活』と言う言葉自体も口コミで広がっていったことから年々御検討される方が早まった」
色やデザイン、種類が増えたことで、子どもたちにはうれしい悲鳴のようです。
「んー迷っちゃう」
「何色のランドセルがほしい?」
「水色と紫とピンク」
「ママは茶色がいいって言ってた。どう茶色は?」
「いや、んふふ」
この女の子は水色が一番気に入ったようですが・・・
Q買ってもらえると思う?
(首を振る)
Qなんて言われるかな?
「やめてって」
ランドセルを持って交渉に行くと・・・
「なんていうのママ? 別にいいよなんでも赤とピンクじゃければ」
結果は子どもの希望通りになりました。
親や祖父母も参加する「ラン活」。
6年間を共にするランドセル選びは、一大家族行事と言えるのかもしれません。