SNS型投資詐欺で800万円だまし取られる 県議会でも詐欺防止について議論

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 静岡市清水区の男性がSNS型投資詐欺にあい、合わせて800万円をだましとられました。相次ぐ被害に県議会でも論議を呼んでいます。

 静岡市清水区に住む人材派遣業の60代の男性は、4月下旬、SNSに表示された投資広告から投資グループを名乗るアカウントにアクセスし、知り合った人物に投資の話をもちかけられました。

 そして今月上旬から中旬までの間、複数回にわたり、合わせて800万円を指定された複数の口座に振り込みました。被害者が利用した金融機関から警察に通報があり、詐欺が発覚したということです。

 警察は「『必ずもうかる』は詐欺」と注意を呼びかけています。

 このSNS型投資詐欺について、県議会でも議論されました。

公明党県議団・早川育子議員:
「犯行の手口を広く県民に周知し、気軽に相談できる窓口の充実を図るなどして、未然に防ぐことが大切であると考えます」

静岡県警・津田隆好本部長:
「(県内では)本年5月末現在の認知件数は54件、被害額は約11億1000万円となります。40から60代の現役世代が多く比較的長期間にわたって信頼関係を構築させられ、被害に遭っております。被害の実態や犯行の具体的な手口等をタイムリーに情報発信するとともに、企業等で働く現役世代を対象とした防犯講話を開催するなど、被害に遭わないための抵抗力を醸成する防犯対策にも取り組んでいるところであります」