静岡県・狩野川放水路の改修考えるシンポジウム 国に早期の事業化求める
狩野川放水路の改修促進に向けたシンポジウムが静岡県清水町で行われ、流域自治体が国に早期の事業化を求めました。
初めて開催されたシンポジウムには、鈴木康友知事や静岡県選出の国会議員、流域自治体の市長、町長らが出席しました。
狩野川放水路は狩野川の治水対策のため整備され、2025年、完成から60年を迎えます。近年の異常気象を受け、2023年8月、整備基本方針が改定され放水能力がこれまでの毎秒2tから3・4tに引き上げられました。
今後、地質調査などを経て事業化される見通しで、実現すれば流域で頻繁に発生している内水氾濫の被害の軽減が期待されています。シンポジウムでは流域自治体で組織する改修促進期成同盟会が国に早期の事業化を提言しました。
●鈴木康友知事:
「国、県、市町が一体となってしっかりと整備を進めていくということで私たちも県としての対応をしていきたいと考えています」
●期成同盟会会長・長泉町 池田修町長:
「流域、広域の取り組みが必要ですしそれには県、国たくさんの方の力を借りて進めていかなければならない。力を合わせて地域の安全のために頑張っていきたいと思います」