まだまだ値上げの波は収まらず 街のパン屋さんから悲鳴が…
まだまだ値上げの波が収まることはなさそうです。1月、値上げとなったパン。街のパン屋さんから悲鳴が…。
● 古賀りなアナウンサー:
「去年は物の値上がりが話題になりましたが、物価高騰の影響は今年になっても続いていそうです」
静岡市内のスーパー。天候の影響で出荷量が減り、年末にかけて価格が上昇していたキャベツは、ひと玉500円以上。レタスやダイコンも322円と、葉物野菜を中心に値段が高止まりしています。さらにブロッコリーは異例の400円台に。
●静岡市民40代母と10代娘
母「葉物野菜を食べたいが、キャベツがすごく(高い)。年が明けたらブロッコリーも高くなって、緑の野菜がどんどん減る」
●静岡市民70代
「一番気になったのはキャベツ。500円。もうそういうのはパッと見てサッと帰る。キャベツが500円だったら白菜買うとか、別のもので置き換える」
ただ、今年から値上げとなったのは野菜だけではありません。
●田子重 西中原店 増田克己店長
「7日から値上げし、こちらのダブルソフトは20円くらい値上げしている。その他にも355品目値上げということで、値札を差し替えた」
食卓で主食の一つとなるパンも、今年から値上げに…。
業界大手の「山崎製(やまざき・せい)パン」は、1日の出荷分から食パンや菓子パンを平均5%以上の値上げに。こちらの店でも、食パン2種類を値上げしていました。
「敷島製(しきしま・せい)パン」も同じく値上げを決めていて、いずれも原材料価格や人件費の上昇などが要因となっています。
●静岡市民70代:
「(パンは)10円~15円上がっているなあと。2つ買うと30円違う。もう諦めだな」
●静岡市民40代母と10代娘:
Q.普段朝ごはんは何を食べている?
娘「パンの方が多い。パンはどれも上がっている。ご飯の方が食べやすくなっているのかな」
苦境は“街のパン屋さん”でも…。
フランスパンや総菜パンなど、1日に60種類のパンや焼き菓子を販売しているこちらのお店。終わりの見えない物価高騰に頭を悩ませています。
●トゥロティクス 小林義則店主:
「今までもずっと小麦粉も価格がだんだん上がってきてはいたんですけれども、薄力粉も少し値上がりするし、こちらのドライフィグは1キロで、450円ぐらい上がりました」
トッピングに使う乾燥イチジクも、2割ほど値上がり。フランスパンとの相性も抜群で、1日1キロほど使用するというクルミも…。
●トゥロティクス 小林義則店主:
「来月からは1キロ500円ぐらい上がってきてしまう」
なんと、1キロ1100円から500円も値上がりされるといいます。苦しい状況が続きますが、商品の値上げには慎重です。
●トゥロティクス 小林義則店主:
「自分たちが自信を持って薦められるものを出していたいので、そうやって考えると、材料費が上がったから材料のクオリティを下げましょうとか、手はいっぱいあるけど、自分たちが守るべき部分、やっぱり守りながら進んでいきたいなと思っている」