テングサの作柄調査 黒潮の蛇行による海水温の上昇の影響か減少傾向続く 静岡・下田市

静岡県下田市では4月からのテングサ漁を前に作柄調査が始まりました。
静岡県の水産・海洋技術研究所伊豆分場が毎年行っている調査で、水深7メートルほどの漁場でテングサを採取し、1平方メートルあたりの重量とサイズを調べます。
2年前が2350グラム、去年が1340グラムでしたが、今年は900グラムと減少がさらに進みました。
原因として長引く黒潮の蛇行で海水温が上昇、それによる栄養塩の減少が影響しているとみられるということです。
静岡県のテングサ生産量は、2022年度千葉県に次ぐ2位でしたが、昨年度は愛媛県に抜かれ3位となっています。