1票が無駄に…参院選の投票用紙が8カ月後に見つかる 来月の統一地方選に備え点検していた「計数機」の中から 静岡市
去年7月に行われた参議院選挙で未集計の投票用紙が、静岡市で14日になって見つかりました。
静岡市によりますと、14日午前11時15分ころ、静岡市駿河区役所の会議室で、4月行われる統一地方選挙に備え、開票所で投票用紙を数える「計数機」を分解点検していたところ、機械の中から投票用紙が1枚発見されました。見つかったのは、去年7月に行われた参院選比例代表選挙の候補者名が書かれた投票用紙です。「計数機」は駿河区の開票所で使用されたものでした。通常「計数機」の内部に投票用紙が残っていた場合はセンサーで検知し、エラーが表示されますが、この時は何らかの理由で表示されなかったということです。
静岡市選挙管理委員会によりますと、今回発見されたのは「持ち帰り票」と判断された3票のうちの1票と考えられるということです。選挙管理委員会は「選挙結果に影響はない」 としていますが、再発防止策として「作業終了後全ての計数機の上ぶたを開けて、機械の奥まで複数人で確認する」ということです。