アワビの陸上養殖事業 軌道に乗らず終了 浜松市天竜区佐久間地区
浜松市の山間部で8年間に渡り進められていた海の幸・アワビの養殖事業が5月末で終了することがわかりました。
高級食材のアワビ。
浜松市・天竜区佐久間町では地域活性化の一環として、浜松市や地元NPOの協力のもと2015年から養殖が行われてきました。
全国的にも珍しいアワビの陸上養殖ということで、水産関係者からも期待されていましたが、そのデリケートな性質や海水による機械の故障などにより管理が難しく、軌道に乗らなかったということです。
2020年から市中山間地域まちづくり事業として運営していたNPO法人「がんばらまいか佐久間」は「成果が出ずに残念。佐久間の養殖の火は消したくないので、今後この設備を生かした別の水産品の養殖を、他の企業とも相談して取り組みたい」とコメント。
アワビは5月までに既に飼育を終えていて、事業も6月末に終了するということです。